2014年09月24日

消費税増税で郵便料金も上がったのだが

細かい話なんだが。

先日久々に郵便局に行った。郵便物を出すのはまれなので、消費税上げの前の80円切手が数枚余っており、そのままでは投函できないため窓口に行った。
事情を話すと窓口の人は枚数分2円切手を買うように言った。まぁそういうことになるのだろう。
窓口で2円切手を見たらどうにもおかしいと思った。
2円なんだから金額から言って白地に黒で○2とすれば充分だと思ったが(ダメか)、実に美麗な切手である。
2円の増税を賄うためにこの切手を印刷するコストを考えると意味があるのかと疑問になったのである。

はてさて切手の印刷コストはいくらなのであろうか。
あまりはっきりした数字は見つからなかった。
美麗な印刷であるうえ偽造防止も必要なので、雑誌のカラーグラビアページとはわけが違う。原版の作成もインクも別物なんだそうな。
しかも、目に見えない特殊なインクでマークが入っているとか、紙はノリ付きでミシン目も入れて検査もばっちりとなればコストもそれなりにかかるだろう。

ネットで切手に詳しい人のブログなども見てみたが、はっきりしない。2円切手シート(1シート100枚)で「おそらく原価割れはない」とのこと。

ただ製造コストにプラスして販売コスト・リスクも乗っかる。
窓口では2円切手を幾枚か頼むと手でちまちまと切り、小さなプラスティックの袋に入れてくれる。小さなことだがコストはゼロではない。
さらに、今の需要は過渡期である。作りすぎれば在庫を抱える。少なければ原版作成のコストが1枚当たりで高くなるし、再度印刷ラインを立ち上げて(郵便局から言うと発注して)再印刷となる。これもリスクだ。
また、切手はコンビニ等でも買える。ということはそれぞれ2円切手の在庫をそれなりに持たねばならないということだ。どの店舗に行っても切手は買えるが、よく出る店舗とそうでない店舗はあろうし、「ないとは言えない」商品であるから在庫はだぶつくだろう。

仮に赤字ではなかったとしても「利用者の払った2円のほとんどはコストに消えるだろう」とはいえよう。増税分を払うことにはつながらない。増税分は別途負担せねばならんのだ。
もうちょっとなにか簡易な方法はなかったのか。
82円切手は当面(消費税10%になるまで?)大量に作り続けるのだから、在庫を持つリスクは少ない。となれば、80円切手を82円切手に交換するのは差額を払えば手数料無料でよかったのではなかろうか。
郵便局の窓口に限れば、差額の2円を払いましたという簡易な消印を押すことだってできる。

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ここで批判したいのは、消費税の増税という避けられない問題に対して郵便局側のコスト意識欠如を感じることなのだ。

「料金が上がりました。ルール上切手を買ってもらいます。あら切手が足りないわ。発注う。これからいっぱい2円切手が出るからいっぱい発注しましょう」という安直な感じがする。
乱暴な言い方だがお役所仕事だ。

企業として消費税の転嫁はしても(それすら通常難しいのであるが)、消費税増税に伴う移行コストを転嫁することはできないと考えるのではなかろうか。
健全な企業ならトップから末端までコストを考えている。入社したばかりの若い人だって、経費削減に努める。現場ならでは、新人ならではの視点でコスト削減を提案することもあるし、それを奨励する企業も珍しくない。
消費税増税に対応するにはコストがかかる。こんなコストもかかる。減らすにはこうしたらいいとみんなで知恵を絞るのが健全だ(もちろんコストだけじゃなく売り上げアップも考える)。

郵便局を見ていると「それ考えるの私の仕事じゃないですから」「それ押し付けるなら労組が黙ってませんよ」そんな感じがするのである。邪推だろうか。

ま、細かい話なんだが。
posted by Mozzo at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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