2015年06月21日

ブラック スズキ自販北陸 極悪上司による殺人事件と呼んでいいのではないか

軽自動車を世に売るスズキはエクセレントカンパニーだと思うが、そう信じたいのだが、関係する会社は腐っていると思わせる報道。

引用ここから====
うつ病自殺、逆転で労災認定…「休憩中も叱責」
2015年06月21日 11時47分

 2012年7月に自殺した自動車販売会社「スズキ自販北陸」(本社・金沢市)の社員男性(当時24歳)について、厚生労働省の労働保険審査会は、「長時間労働などによるうつ病が原因」として、労災と認めなかった福井労働基準監督署の決定を取り消し、労災認定した。

 審査会は、男性が休憩時間中にも上司から指導・叱責されていた可能性があるとして、時間外労働時間を長く算定し直した。

 審査会の決定は17日付。男性の父親と代理人弁護士が20日、福井市内で記者会見を開き、明らかにした。労基署の決定が覆るのは異例。

 裁決書によると、男性は大学卒業後の10年4月に入社し、福井支店で自動車や部品などの販売を担当。12年4月にうつ病を発病し、7月に自殺した。

 審査会は、発病前の3か月間、男性は午後10時頃までの残業が常態化していたと判断。さらに、上司から日常的に指導・叱責を受けており、朝のミーティング後の休憩時間(10分間)も休憩していたとみることはできない――などとし、発病までの1か月間の時間外労働は128時間、その前の2か月も月100時間を超えていたとした。

 父親(56)は会見で「同じような悲劇が起こらないよう願っている」と話した。スズキ自販北陸は「担当者が不在でコメントできない」としている。
2015年06月21日 11時47分 Copyright コピーライトマーク The Yomiuri Shimbun
引用ここまで====

毎日22時までとか休憩時間にも叱責とか企業としてあるまじき行為だ。この上司とかいう馬鹿な奴がこの企業の指針に合わないことをしているなら光の速さでクビにして何らかの損害賠償をすべきだし、それをよしとする会社であるなら、世界的知名度を誇るスズキが光の速さでこの会社をつぶさねばいかん。それがブランド価値と言ううものではないか。直接の関係はないのかもしれぬがスズキ、考えよ。

この裁判で非常に残念なのは労働時間で物を考えていることだ。
誰しもわかることだが、やりがいのある仕事なら長時間であっても重労働であってもやっていける(限界があるので法律は守らないといかんよ)。問題はやりがいを失わせることだ。この叱責というのはなんだ。この被害者(あえてそういう)をいじめるためでしかあるまい。なにか、この加害者(あえてそういう)の気に食わないことがあったのだろう。販売会社であるから成績が上がらないとか、単純にものの言い方とか見た目が気に入らないとか。年齢や立間の差があれど成人同士だ。叱責し続けるというのは異常なのである。狂っている。人格異常だ。
問題点があればそれをばしっと指摘し、改善策を合意するのがまともな社会人だ。
この報道にあることが事実として正しければこの上司は少なくとも道義的に犯罪者だ。
それは労働時間の長短ではあるまいに。定時の間であれば道理のない叱責をしてもいいと言っていないか。
本来であれば裁判所は労働時間の前にこの内容、被害者が受けた圧迫を検証すべきではなかったのか。
そもそもこうして圧迫されて自殺するような人は真面目な人なんである。いい人なんである。環境さえあればいい仕事人になれる人なんである。それをナイーブにすぎると批判するか。心が弱かったと批判するのか。違うだろう。まずこういう圧迫をした犯罪者が悪い。そこを検証して責めるべきである。
裁判所は考え方が甘い。腰が引けている。

どうあればよかったのか。
まず被害者が自殺するという選択肢に至る風潮がいかん。
これは自殺という結果に至ったから事件になったがそこまでならなくともかなり異常な状況が民間企業にある。毎晩22時と報道にあるが、22時が定時と豪語する職場もあるのである。
日本は異常だ。まず定時が18時とか決まっているのにそこから残業するのが日常というのがだめだ。ビジネスに予期せぬトラブルはあり、それに対応するために残業はあっても仕方ない。だがそれが日常になるならそれに見合う人員を整備するのが企業の務めだ。18時どころか21時に帰ろうと思っても「すみませんお先に失礼」と言わねばならない職場とは何だ。当事者が異常と思っていないことが異常だ。
また休暇に対する態度もおかしい。
有休を使わないのが当然というのもまだ残っているらしい。
またどうしたって体調が悪いとか病院に行くということに有休を使うこと自体がおかしい。有休と病欠は別である国が多いそうだが日本では有休を使わねばならない。
それの何がおかしいという人もいようがすでに脳が侵されている。
病気があって定期的に病院に行く。平日に行く。だが仕事をする能力がある。この人を企業で活用しないわけはあるまい。きちんと仕事をしているのに有休をつかえ、足りなければ欠勤だというのはあまりにおかしい。
持病も体の障害も突然の病気も人生あることである。それを前提にいくらと給料を決めて雇用契約を結んだ以上がたがた言うことではないし、病気でも休むなという圧力は非人道的と言えるだろう。

もちろん近視眼的儲けに着目すれば病気で休むことがない会社に文句を言わないサイボーグのような労働者がベストなんだろう。そんな会社ってなんだ、そんな会社の商品を買おうと思うだろうか。

今回の騒動において、スズキは世界的ブランドであることを自覚しこの販売会社をきつく指導してほしい。
また「担当者が不在でコメントできない」というこのスズキ自販北陸は、いつこの担当者が戻るのか、いつコメントするのかはっきり言うべきではなかろうか。というか逃げたんだろうけどね。はっきり言え。

その当たり前のことを追求する報道をしないのか。メディアは考えられよ。
posted by Mozzo at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

柑橘類の酸っぱいやつ

甘いものは苦手で酸っぱいものが好きである。
本物の梅干、芳醇な味わいの本物の酢。梅干の使い道を広げるのは工夫がいるが酢は調味料だ。広がる。
餃子は酢だけで食べるとか。炒め物を食べるとき後半に酢をかけて雰囲気を変えるとか使い道は多々。卓上調味料だけではなく浅漬けに使ったり、酢飯に使ったりと、拙宅で一番消費量が多いと思う。

酸っぱいものと言えば柑橘類である。
柑橘類はフルーツとして生食するもの(酸味が弱く甘みが強い物)と汁を絞って味付けに使うもの(酸っぱい物)がある。
酸っぱい柑橘類はいわゆる酢、穀物から作った酢と置き換えることができる場合がある。これがまた料理の幅を広げる。酢酸とクエン酸の違いはあるのだが。

酸っぱい柑橘類といえばレモン。何かと幅を利かせているが輸入物が多い。長い船旅で傷まないように防黴剤が使われているというから気になる。
国産と言えばゆず、かぼす、すだち、だいだいの四天王ということになろうか。
それぞれの産地では地元の物が一番とこだわりがあるようだが、それぞれに良くておいしい。

無論生果を絞ったものが一番なのであろうがこれがなかなかむつかしい。
輸入レモンに防黴剤を使うというのを聞いて最初は不思議だった。あんなに酸っぱいものに黴が生えるのか!?と。生えるのである。冬に食べる蜜柑は甘いので黴が生えるのも仕方ないかと思えるのだがあのレモンが。
酸っぱい柑橘類も意外と傷みやすいし、黴が生えずともしなびてしまう。そうなると果汁も少ししか出ないし味も香りも酸味も今一つということになる。ストックしておくのはむつかしい。
当然出回る季節とそうでない季節がある。季節外れのものはハウス栽培なのだろうか。当然高価である。

ゆえに瓶詰品を買うことになる。
生果に比べると劣るようにも思うが年中使えるし、値段から考えてもたっぷり使えるのがよい。
とはいえ値段はまちまちである。小さな瓶の商品が意外なほど高かったりする。一方酎ハイ用のレモンの大瓶はそれほどの値段でもない。
当然材料の原価というものはあろう。やはり海外で大量に栽培されているレモンは原価の面では強いと思われる。日本の柑橘類は産地も限られるし生産量も少ない。
ただ、それ以上に値段と味を決めるのは「濃縮還元」か否かである。

濃縮還元とはその名の通りいったん果汁を濃縮し、売る時に還元、つまり水などで戻して元の果汁の濃度にするものだ。
濃縮する方法には様々あり、煮沸したり真空にしたり(低温で水が沸騰する)浸透膜を使ったりである。水分が抜けるのと同時に芳香成分も抜けてしまうのは避けられないので還元したときに香料で補うこともある。
水を抜いて容積を減らしているので運搬や保存に必要なスペースが削減できる。経済的にも効率的だ。
まぁこう書いてしまうとなにやらまずそうだが、産地が限られていて遠く、鮮度の落ちやすい果物であれば濃縮還元が最も優れているともいえる。濃縮しないと傷みやすいのである。空気にも触れるし雑菌も増えやすい。

とはいえ、濃縮還元せずストレートで瓶詰できればそれに越したことはない、。
瓶詰で保存できるように熱で滅菌されているとはいえ、生果のおいしさをなるべく損なわずに味わえるのである。

そういうわけで拙宅ではゆずなど国産柑橘類のストレート果汁の瓶詰を愛用している。小さな瓶でもなかなかのお値段だが基本は調味料であってぐびぐび飲むものではない。一食にかかる値段は微々たるものだ。

瓶詰にすることにより、果実が成るピークに一気に生産して保管しておくことができる。市場で買いたたかれる見栄えの悪い果実も原料にできる(日本は見栄えを気にしすぎだ)。生果がそのまま売れたら農家の収入も上がるのであろうが、安定した収入として加工用は見逃せまい。
日本の農家を応援するためにも(生果も買うが)こうした瓶詰を買って消費7ものだ。
キーワードは国産原料・ストレート果汁だ。

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さて、長らく日本の「酸っぱい」柑橘類といえばゆず・すだち・かぼす・だいだいと思っていたのだが、新たなスターが生まれている。
シークヮーサーである。和名で平見レモン。もちろん昔からあったものであるが、知名度が広まったのは近年である。
酸味は強いと言えば強いが比較的穏やか。レモンというより温州ミカンのような風味がある。
これがうまい。
シークヮーサー入りの缶チューハイとかそうしたものは以前からあったのだが、生果や瓶詰ではあまり出回っていないようにも思う。

しかし見つけたのである。瓶詰のシークヮーサー。しかもストレート果汁。
沖縄のメーカーである。材料は国産ではなく台湾産だが台湾なら信用できる。沖縄産ならうれしいのだが栽培量とかハードルがあるのだろう。
加工しているのが沖縄であり、近いから防黴剤をつかっていないかもしれない。
これがうまい。
瓶を立てて保管していると、瓶の首近くになにやら付着するものがある。柑橘類の川には油分(リモネン)が含まれるし、内側の部分にもいろいろな成分が含まれている。そうした成分を精製しすぎていないのであろう。

はてさて沖縄産のシークヮーサーでこういう商品は出ていないのか。ネットで探しえみるか。でも台湾産原料でも応援するぞ。

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レモンでもゆず・すだち・かぼす・だいだいでもシークヮーサーでも共通なのは、醤油との相性の良さである。
いわゆるポン酢醤油である。
ポン酢というのは本来柑橘類の汁そのものを指す言葉らしいのだが、醤油とあわせたポン酢醤油のことを指すのが一般的だ。
鍋物、刺身など「つけだれ」を必要とする料理ならなんにでも合う。
サラダのドレッシングとしても鉄板である。油を多用するいわゆるドレッシングよりさっぱりと食べられるのでお勧めである。

ただ市販のポン酢にはどうにも納得がいかない。
昆布や鰹節などの出汁を加えている場合がある。悪いものではないが時にはこれが邪魔になる。安直に化学調味料を使っている場合には肝心の風味がない。昆布なら昆布、鰹節なら鰹節という香りもなくてはなんの意味もない。くどいだけだ。
また、押しなべて甘い。砂糖を使っているからだ。
さらに柑橘類をケチるためか、酢酸やクエン酸を使っている場合もある。
まぁ柑橘類の瓶詰に比べて半額ぐらいで売るのだから無理はない。

きっぱりと柑橘類の果汁と醤油。これがいいのだ。

さまざまな応用がありうるが、今一番のおすすめはうどんである。冷やしぶっかけうどんのたれにポン酢を使うのである。
麺をシンプルに食べる料理である。麺がだめではいかん。自分で打つでもいいし、讃岐の製麺所の半生麺を取り寄せるでもよかろう。高級な乾麺でもよい。最低でも冷凍讃岐うどんのレベルは欲しい。ゆでめんはNGである。
きりっと締めた麺にポン酢のみ。こんなシンプルなものがうまいとはとびっくりである。

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なんでも男性は酸っぱいものが苦手とか子供は酸っぱいものが苦手とか言われているようだ。その真偽はわからぬが、酸味・苦味・渋味は大人にならないとわからないうまさだと言われる。生きるためにある程度は必須の塩味、カロリーがありますという証拠の甘味、脂味は本能的に感じるうまさなのであろう。男性のほうが幼稚なのかね。はてさて。

まぁ嫌いなものを無理に食えとは言わないが、酸味は味を広げるものだと思う。世界三大スープと言われる(後の2つはなんだっけ?)タイのトムヤムクンはうまいが、そこから酸味を抜いたらどうなるだろうか。「そのほうがうまいと思う」と言われたらそれまでなのだが。
甘くて酸っぱくないことを追求する最近の果物もどうかと思う。酸味と甘みが調和してこそと思うのだが。

酸っぱい物好きとしては世の中の流れとずれているような気もする。だが酸味も味わってこそ幅が出てくるというものだと声を大にして言いたいのだ。

日本の柑橘類、瓶詰でいいからもっと食生活に取り入れようではないかと思う。

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日本の柑橘類でなく世界のどこでもいいではないかという声もあろう。
だが意味があるのである。
むろん、素朴に国産を応援したい気持ちはある。
だがそれ以上の意味もあるのである。

果樹栽培というのはある意味「本来やりたいものではないが」という側面があった。昔はといっても江戸時代とかそういうすごい昔の話であるが、農業と言えば米を作りたかったのである。米は単なる農作物ではなく貨幣に近い意味があった。加賀百万石などというように昔は米の生産高で経済規模を測ったのである。
水田は平地がないと難しいのであるが、斜面に棚田を作っていわば無理やり稲作をしている場所もある。米を作りたいという古人の熱意と知恵を感じる。しかし棚田は斜面であってもある程度の水利がないと成り立たない。
水も引けない、斜面ばかりの山間地となれば果樹栽培なのだ。
また粘土質が足りない扇状地(川が運んできた砂礫でできている)でも水田が作れないので果樹栽培なのだ。
果樹栽培として蜜柑、林檎、梅、葡萄などが有名なところは近年の価値の高まりで平地での栽培もあろうが、多くは大変な傾斜地での栽培がおこなわれている。紀州梅の産地を見よと言いたい。私なら産地に行く手前で断念するね。

こうした厳しい場所で果樹栽培を否定してしまったら、つまり輸入品が安いからと否定しまったら、それに代わる産物はない。せいぜい自家用の野菜を細々と作るだけでどう考えても商売になるものはない。それなりの歴史があって評価があって現状定着している果樹栽培をおいてないのである。

ことに傾斜地の農業がすたれたら食料自給率の低下とかぼんやりした危機ではなく、物理的に斜面が崩壊するとか、山村の崩壊とかいろんな弊害がある。
その意味でも山村産の果実を消費する意味がある。

これを尊重したい。

無論、食料安保論じゃあるまいし、国内ということに限定する必要はない。友好国の農業にも目を向けていい。日本では作れないとか量が足らないものはあるのだ。
前述のシークヮーサーもそうだ。沖縄で賄いきれなければ友好国の台湾でもいい。日本でシークヮーサーを消費することにより台湾の果樹園が守られるなら悪いことじゃない。守りたいと思う場所の産品を優先すればいいのだろう。
地力や水を不可逆的に使い尽くす収奪的農業の国、あるいは奴隷的労働を容認する国からは輸入しないということである。
posted by Mozzo at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | うまいものの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祝 ペヤング復活2 世の反応

あのペヤングが復活した。これは以前触れた。
http://mozzo-expresso.seesaa.net/article/420528669.html?1434856292

その後実際に手に入れて食べてみたし、各所の反応も見た。

現在関東にいるのでコンビニで様子を見てみた。
再開初日は在庫がなかった。
またみると在庫が1個だけあった。これを買うのは忍びなかったので避けた。
様子を見ていたが、数日間は在庫があったりなかったり。あって1個2個という状況。かなり回転しているのだろう。
先日やっと6個の在庫を見たのでこれなら買ってよかろうと1個買い求めた。

なるほど、報道されていた通りあの特徴的な蓋はなくなり、外装フィルムに印刷されているのみとなった。外装フィルムを剥ぐと他社製と同じく容器に密着した蓋があり、これを半分ほどはがして加薬を入れお湯を注ぎ、のちに排湯口から湯を捨てる仕組みになっている。
これは、「加薬は麺の下に入れる」というペヤング初級編の技をしづらくさせるのである。半分だけはがした蓋の隙間から麺を持ち上げて加薬を入れるのはなかなかむつかしい。とはいえこの蓋になってしまえばこの技を使う必要もなくなるからいいのか。
蓋を押さえてお湯を捨てようと思い熱くて麺がでろんと出てしまうとか、加薬は麺の下に入れるとか、もはや通じないことになってしまうのだろう。平成キッズには通じない話題になるかもしれない。

ま、それはノスタルジーという意味であって、便利になったのは間違いない。

肝心の味は以前と同じと感じた。懐かしさも感じる。
考えてみればソース味の物は基本的に食べないのだがペヤングはあまり抵抗がない。この味付け、いわゆるソースとも違うような気もする。すでにソウルフードなんだろうなぁ。少なくとも関東人にとっては。

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世の反応も興味深かった。

ネット上ではおおむね復活を歓迎する方向だったという報道があった。このブログもそうだ。というか絶賛だし。
ことにファンは復活を祝うイベントまで開いたとか。集まって買い求めたペヤングを食べたという。久々の味は格別だったと思うが、集まってペヤングを食べることができる会場を見つけるのは難しいぞ。どこでやったのだろうか。お湯が沸かせて捨てられて食事ができる空間。理解ある飲食店を借り切ったのだろうか。それならいいが、コンビニ店頭でこれやったら迷惑だな。はてさて。

少数派ではあるが否定的な意見もあったという。

地方によってはペヤングになじみがないということもある。あまり関係ないニュースだというとらえ方も当然あろう。関東中心の展開で、北海道沖縄での発売予定はないという。
ま、それは当然。

「ゴキブリが混入していたのに信頼できますか」という意見があってこれには注目した。なんとなく気持ちはわからんではないが、世の中の状況がわかっているのかなとは思う。
無知なのかもしれないし超潔癖症で自分の作った食材で自分が料理してそれを食べている人なのかもしれない。後者であればお好きにすればいいことであるが、無知であるなら現実を見よと言いたい。

まず、すべての食品関係産業がゴキブリをはじめとする衛生害虫と戦っている。そして多くの企業が侵入を許している。多くの企業が幸い侵入を検知して排除することはできているのだが、それは日常茶飯事のことである。最終商品に入っていたかどうかの問題であるのだ。

まだ今回のように工場で加工しているような商品の場合は管理が可能である。空間ごと外界と遮蔽することができるからである。
外食店はそうはいかない。外に開かれている。入り口のドアを開け放たないと客が入ってこないと信じている店も多いし(冷暖房がダダ漏れなんですが。。。)、オープンキッチンも多い(これは悪いことではないけど)。外につながっていれば必ずゴキブリは入ってくる。そういうものだ。
外食ならもっと事故は起きていると断言する。客まで届いてしまったことは少なかろうがそういうこともあったかもしれない。表に出ていないだけで。フライヤーにゴキブリが飛び込んだくらいのことはいくらでもあろう。そのゴキブリをさっと捨てて営業続行ということは当然のように行われているはずだ。
私は飲食店勤務の経験があるのでよーーーくわかる。もっとえげつないことが起きている。ネズミの話とかしようか?

やはり自宅で手作りがいい、と思うかもしれないが、自宅とて安心できるかどうか。
あなたが主婦かなんかで台所を仕切っているなら実情はわかるだろうし、そうでなければ冷蔵庫を開いてぱつんぱつんに食材が入っていれば危ないとおもったらいい。大きな冷蔵庫を買おう。
厳密な潔癖症に実情は耐えられないだろうねぇ。

死なない程度の安全がキープできれば気にしないという肝の太さが必要なのではないか。

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この騒動を通じて食の安全・安心を再度考えさせられた。

安全と安心は違うとこのブログで何度も書いたが。
安全とは極端に言ってしまえば危険ではないことである。食品で言うなら食べて口や消化器を物理的に傷つけず(針が刺してあったとかね)、病原体が発症するほどのレベルで含まれず、害のある物質が発症するほどのレベルで含まれなければ安全なのである。発祥するほどのレベルという回りくどい言い方は、決してゼロにはできないからである。そういう食品を作れないわけじゃないがうまくもなんともない。

そういう意味で考えると今回の騒動の発端となった異物混入事件は安全であった。ゴキブリは甲殻類の一種であり、有毒物質を持つ種類でもない。さらに加熱されていた(おそらく麺と一緒に揚げられていた)と報道があるわけで有害な病原体が含まれていた可能性はない。
唯一問題があるとすれば、ゴキブリは悪食であり、環境によっては有害な重金属を含んでいる可能性であるが、そんな環境はめったにない。仮にまるか食品の工場に巣食っていたとしたらまともな(おいしい)食材を餌にしていたわけで重金属はあり得ない。とんでもないところから来たとしたら、これは人為的な食品テロであって別次元の問題だ。だとしても小さなゴキブリが死なない程度の重金属を蓄積し、それを大きな人間が一匹食べたところで何ということはない。許容量と言うものがある。
何にしてもゴキブリが混入していようと加熱してあれば安全上問題はないのである。

つまりゴキブリが混入していようと安全ではあるのだ。
では安心かといえばそうではない。実情は難しいのであるが「ゴキブリが入るような場所で作ってるのか」という感情は確かにあるだろう。これが意図的な混入事件なら「そんな奴が働いている工場なのか」と。

安全は科学的検査で証明できる。安心は気持ちの問題である。
半年もの間休業し、徹底した対策を行ったまるか食品は安心を取り戻すと思う。

人によって考え方もあるので何が正しいということは言えないのだが、先に書いた通りこの騒動、半年の営業停止は厳しすぎると思う。安全は安全なんだし、そんなことはよくあることだ。ごめんなさいと言ってすぐ再開しても私は別に何とも思わない。世の中気にし過ぎではなかろうかと思う。
半年の間休業するというのは経営戦略と関係しているので良否は言えないが、気にしない人もいるということは知っていてほしいとはおもう。
もちろんこの騒動でむしろブランド力を上げたと言えよう。今まで何となく空気のように当たり前のように存在するブランドだったと言ってもしかたあるまい。私もこの騒動がなければ注目しなかった。
より注目する。まるか食品。まるか食品。大事なことなので2回言いました。
posted by Mozzo at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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