2015年06月12日

祝 ペヤング復活 モノづくりの羨望を集めるまるか食品

あのペヤングソース焼きそばのまるか食品。
騒動についてはこのブログでも触れた。
http://mozzo-expresso.seesaa.net/article/412928485.html

満を持してといえばいいのか。ついに販売再開という。まずはめでたいニュース。
関東地区から販売再開だそうであるが、予想を上回るというかある意味予想通りというか、出荷が好調過ぎて生産が追い付かず他の地区での販売再開は遅れる見通しとか。
現場はてんやわんやかもしれぬがそれでもめでたい。現場はこれまでせっかく作った商品の処分だとか後ろ向きのことばかりする状況にあった、一転して生産が追い付かないという前向きの混乱。

異物混入という現代ではインパクト大な事故を起こしたのは事実である。
もとより管理厳重な工場でこのような事故が起きたのは理由はいまだわからない。
故意に混入させたという可能性もあろう。決して当時のまるか食品が怠惰でこの事故があったとは思えないのである。
まぁ故意というのは勘繰りすぎとしても、できる限りのことはしたって混入事故はゼロにはならない。そういうもんだ。いかなる混入事故も起きえない工場は人間さえ立ち入れない異常な空間だろうよ。真空とか。それが健全とも思えぬ。

休業6か月というのは行き過ぎではないかとも思うのだ。まるか食品はなんとか耐えたが、6か月休業すればつぶれてしまう企業だってある。
もうちょっと何とかならんものか。
先のブログ記事でも批判したが工場は二つあって問題があったのはそのうちの一つのライン。もう一つのラインで営業継続とはいかなかったのか。

ともあれ、まるか食品は耐え抜き、改善策を施し帰ってきた。それを待っていたファンも熱く迎えた。それだけでなにやら目頭が熱くなるような話だ。
ファンにも会社にもおめでとうと言いたい。おめでとう! よくぞ耐えてくれた。よくぞ待ってくれた。よくぞ帰ってきてくれた。

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再発売に際してパッケージが変更になったらしい。
これまではぱりっとしたプラスティックの蓋であった。これが湯切りの際に熱いとかしくじって麺がでてしまったとか(毎回そんなへまをする人はいないよ)、そういうことで語られるカップ焼きそばの悲哀みたいなものがもはや伝統としてあったのだが。
これが競合他社と同じくシールされた蓋になるらしい。湯切りも簡単になるのだろう。あえて押さえていないとこぼれる、しかも熱いというパッケージだったら面白いのだがそんなわけにもいくまい。

ファンから見ればそこは残念かもしれない。
それでもなるべくかつてのパッケージを再現すべくシールにかつての蓋が印刷されているとか。
これからもできる限りファンを大事にする企業でありつづけるだろうし、ファンは支えていくことだろう。

もはや、牛丼とかと同じで発祥は比較的新しいが日本の根底を支えるソウルフードと言ってしまっていいのではなかろうか。
ラーメンとか即席めんは新しい食べ物で伝統とはいえないと思う人もいようがすでに歴史がある。かしこまった席に出すような高級な料理ではないが、日本を象徴する料理の一つに入れていい。日本からの気軽な手土産にペヤング。日清のどん兵衛でもいいし、サンヨー食品のサッポロ一番シリーズでもいい(塩、味噌、醤油どれも捨てがたいのである)。マルちゃんでおなじみ東洋水産の赤いきつねと緑のたぬき。こうした全国レベルのブランド以外にもマルタイの棒ラーメンとか五木のアベックラーメンとかほかの地方にも地元ブランドがあるだろう。
もはや食体験として人生の一部をなすような存在であって、それこそ1企業の経営がうまくいかないとかそんな理由でなくなってもらってはいかんと、思わず上ずって大げさなことまで言いたくなるのである。

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スタンダードの焼きそばが復活したらあれは復活するのだろうか。
大盛り(?)のペヤングカップ焼きそばである。
大盛りと軽く言っていいのか、割り切ったというか振り切ったというか、どうかしちゃった感がある商品だった。
ある時期近所のコンビニではレギュラーサイズがなく大盛りだけという事態になっていた。なにかコンピューター上での分析では正しいのかもしれないが絶対に正しくない。レギュラーサイズも仕入れないと。

というくらいに振り切った商品である。
でかい容器にレギュラーサイズの麺が二つ納まっているのである。ソースも加薬も二つ分。なかなかこの大きさの容器というのはなくて、きれいに洗って氷を作ったり野菜を保管したりと重宝したのだがそれはさておき。
普通のサイズを二つ買ったのとまったく同じなんである。
こういう場合は小は大を兼ねると言いたい。二つ買えばいいのに。

無謀なことに一度チャレンジしたことがある。大盛りと言えども高々即席めん二杯ではないかと高をくくっていたのだが、半分、つまり一杯を超えたあたりで箸はとまった。ソースに油も使っているし麺にボリュームもあるし、食べ盛りの高校生ならともかく中年の胃にはしょせん無理であった。残すのは嫌だとなんとか食べきったが苦しかった。そのくらいにすごいボリューム。

しかし、このインパクトがいいのだろう。
どう考えても実用性は感じないのだ。1.5倍なら意味があるだろう。一杯では物足りないが二杯では多い人もいる。二杯でちょうどいい人は二杯食えばいいのである。だがこれがヒットしたという。
流通が安定すれば復活すると思うが、この先さらに振り切った商品の登場が期待される。三倍とかそういうことじゃないとは思うのだが。しかし三倍が意外と売れたりするのではなかろうかとか思ってしまうのだが。
個人的な希望では麺少な目で野菜がたっぷり入っているというのがうれしいがこれは凡庸な意見なんだろうな。こんなものはヒットしない。
はてさて。

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それにしても、当たり前のことを書いてしまうが、市場から半年退場していて、それでもファンが待っていて、再発売で品切れ続出。なんてすばらしいのだと思う。それまでの物を作りだし世に送り出したということがうらやましくて仕方がない。
それを応援するファンも素晴らしい。

こういう場を作り出すことがものづくりをする人の望みであることだろう。
はたして半年間忘れ去られず熱望される商品を売っている会社がどれだけありますかというものである。
posted by Mozzo at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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