2015年06月19日

新幹線線路に侵入できるなんて

果たして何のために? 動機がわからん事件。
珍しく朝日新聞から引用する。情報が詳しかったので。

引用ここから====
東海道新幹線の線路脇で寝た疑い、中国籍の女逮捕 岐阜
2015年6月16日00時39分

 岐阜県警は15日、東海道新幹線の線路内に入ったとして、同県垂井町宮代、中国籍の技能実習生、晁宛迪容疑者(29)を新幹線特例法違反(線路内立ち入り)の疑いで現行犯逮捕した。「寝るために入った」と容疑を認めているという。

 垂井署によると、晁容疑者は15日午後9時20分ごろ、同町宮代のフェンスを乗り越えて線路内に立ち入った疑いがあり、経緯などについて調べている。同町内の電子部品製造工場に今年3月から働いているという。

 JR東海によると、このトラブルで、午後9時5分過ぎから東海道新幹線が岐阜羽島―米原間で運転を見合わせたが、同29分に運転を再開。上下線9本に11〜32分の遅れが出て、約4300人に影響があった。
引用ここまで====

起きたこと自体は複雑でもなんでもない。
線路に入り込みました、寝ましたということ。
でもなんで?

技能研修生というのは態のいい外国人労働者という側面があると言われており、大変ブラックな状況で仕事をしている場合もあるという。
だが、住まいもないほどのことはあるまい。狭いとかぼろいとか相部屋とか問題はあろうが、部屋はあるはずだ。なぜ線路で寝なくてはならないのか。
動機が書いていないので想像するしかない。

懇親会などがあって酔っぱらっていた?
あまりの激務に眠くて家まで持たなかった?
なにか精神的にせっぱつまっていて正常な判断を失っていた?
でも公園や道端でなくなぜわざわざ線路に? 中国籍の人だから日本人と感覚が違って、「公園や道端は危ない。線路なら安全。せめて線路に入って寝よう」と考えたのかもしれぬ(まさかね)。
単に線路が大好きということか?

しかし新幹線である。踏切のある在来線と異なり侵入するのは困難である。新幹線の駅に入場しホームから線路に下りて線路をあるいたという事件が以前あったが、今回の事件が起きた垂井町宮代というのは岐阜羽島と米原のちょうど中間あたりのようだ。どちらの駅からも侵入したとは思えぬ。
もちろん若い人だからフェンスを越えたり高架によじ登ったりする体力はあるかもしれない(私には無理だ)。しかしそんなに頑張ってまで寝たいか?

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私の記憶なので間違いかもしれないが、昔は新幹線で死んだ人はいないと言われていたようにおもう。今でも「新幹線に乗っていて死んだ人はいない」らしいが外側では少ないながら死亡事故が起きている。
踏切はないので踏切事故はほとんどない(たしか、整備工場のところに踏切があってそこで事故があったような覚えがある。もちろん高速走行をしていない)。
多くは自殺するために飛び込んだとか、停車中の先頭車両によじ登り感電とかそういう事故は起きている。それをもって新幹線が危険だとか言えるわけではない。

だが、入ろうと思えば入れてしまうのはどうか。
高速走行中の新幹線がぶつかればどうなるか。昔の新幹線(東海でいうと0系から300系まで)は排障器あるいはスカートと呼ばれるガードがついていて線路上の障害物をはねのけるようになっていた。今のN700系は鼻が出ていて、排障器はないのか、ずっと奥まったところにあるようだ。よくわからぬ。
排障器があったほうがいいのかないほうがいいのかわからないが、侵入者が線路に立っていたら(自殺希望でしょうな)、上に跳ね上げて運転席を直撃するかもしれぬ。
排障器が利いたとしても横に跳ね上げてちょうどすれ違う車両があれば客席を襲うかもしれない。
それこそ乗っている人に死人が出る。
新幹線は速度が高いゆえにバードストライク対策をしているというが、さすがに人間ほどの大きさのものは想定していまい。ダチョウは飛んでこないからだ。また、コックピットの窓に比べ客席の窓はそこまで丈夫じゃあるまい。
仮に窓が耐えても人間が窓にぶつかってきたら一生残るトラウマである。

現代では200km/h超といえど特別な速度ではなくちょっとした高性能車やバイクを買えば個人でも実現できる。まぁ法律違反だが。早いと言えばリニアであって、新幹線の速度は普通の感覚になっている感もある。
新幹線開業当時はかなり感覚が違っていたようだ。高名な作家の星新一氏あるいは筒井康隆氏のエッセイだったと思う(手元に本がないのではっきりしない)。
曰く新幹線に人が侵入したらどうする、危険ではないか、警備を厳重にしてヘリコプターを飛ばし、侵入者を見つけたら銃殺するくらいでいい、だそうだ。
無論当時でも暴論なんだろうが、未知の領域に意識が違ったということがうかがわれる。

もちろん銃殺はやりすぎだが、悪意をもってしても侵入できないようにせねばならないのではなかろうか。電気が近くに流れているのだから、電圧をかけたフェンスにしたらどうか(電圧だけかけても電流が流れねばエネルギー的には損失は小さい)。

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若い技術研修生がさくっと侵入できるわけである。
テロリストが入り込んだらどうなる。
排障器では取り除けないようなものを線路に取り付けて電車を脱線させることは実は簡単である。時間も数分で可能。方法はいろいろあるが、ここでは書かない。
果たして200km/h超でそんなことになったらどうなるか。
テロリストの活動が地球規模になった現在、昔通りでいいとは思えない。

また、これから建設されるリニア新線。ぜひ、全線トンネルあるいはコンクリートのチューブでやっていただきたいものである。これは以前書いたが騒音対策や安定運行の役に立つ。
posted by Mozzo at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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