2015年08月11日

街で見かけた見苦しいやつ せめて他山の石に

JRの駅で不愉快なものを見た。あれは人間の形をしているが単なる物体ではないかと思ったくらいだ。

自動券売機で指定席を取ろうとしている女がいた。
ところが電話をしながらごちゃごちゃと操作をしているのだが一向に終わらない。
その駅の切符売り場にはカードが使えて指定券が取れる端末は一つしかない。一人また一人と列ができているのだが、その女は「XX分発は並んだ席が取れない」「XX分発はグリーン車しかない」と探しては電話で相談してキャンセルしまた探すということを延々と繰り返している。馬鹿である。周りを見ろ。並んでいた若い男性と中年女性はおとなしく待っていたが、いらいらし始めているのがわかる。
私が別の券売機に並ぶ前からその女はああでもないこうでもないとやっていて、私が券売機に並んで買って終わってもまだやっていた。あまりの珍獣ぶりにしばらく眺めていたが話が進む様子がない。

こういう馬鹿はスマホを取り上げ地面にたたきつけ、怒鳴りつけて蹴飛ばしてやればいいのだが、それではこちらが警察に捕まってしまう。そうしてやりたい気持ちは満々なのであるが。
「殺しのライセンス」ならぬ「怒鳴りのライセンス」を私に与えてくれぬか。だれが与えるのかは知らんけど。

だが、ふとあることに気付いた。
みどりの窓口はしまっていたのだが(なんでせめて電車の運転中は目いっぱいやらないんですかね、みどりの窓口でないとできないことが多々あるのに。24時間営業でもいいのに)、シャッターが閉まった横に出入り口があって、あたかも銀行のATMコーナーのごとく窓口は閉まっても自動券売機のコーナーだけ使えるようなのだ。
ちょっと離れたわかりづらいところだったのだが実はそこも同じ機械が設置されていたのだ。何度も行った駅なのに知らなかった。

偽善者である私は偽善者ぶりを発揮し、そのコーナーが使えることを確認し並んでいる人に案内してあげた。「みなさんこっちも使えますよ〜(偽善者の声)」=「くそ女お前が邪魔してるんだよボケ(心の声)」という嫌味は通じただろうか。いや嫌味に気付く感性があればこんな馬鹿はやるまい。
もちろん感謝された。これで嫌な気持ちを引きずらずに眠ることができる。
自分のためにやっているのだ。だから偽善者。これでいいのだ。別に誰かに迷惑かけてない。動機が不純なだけだ。

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この周りが見えていない女はそれほど高年齢ではない、30歳前後というところであったが、周りが見えていない人は年代問わずいる。
明確にルール違反で罰則があるというのでなければ守らない、守らなくても罰則がないんだから関係ないねという阿呆が決して少なくない割合で存在する。まだまだそういう阿呆が少数派だから世の中回っているのだが、こんなのが多数派になったら世の中崩壊する。
おそらく、この女の中では他人が行列しているのは関知している。だが、予約を照会してキャンセルする機能がついているのだから使って何が悪い、紹介する回数に制限があるわけじゃないから何が悪い、携帯で話をしながら予約してはいかんと書いてないから何が悪いと言い訳が用意されているのであろう。いやせめてそうであってほしい。なにも考えずに好きなようにやっているとしたら救いがないし恐ろしいとしか言いようがない。それではモンスターだ。
社会規範に反しているけれど自らの欲求を優先しているのと、社会規範に反するという概念自体がないのでは見た目同じでも動物とぬいぐるみくらいに本質的に違う。

「そうそう、今の若いもんは」と思った人もいるだろうが、繰り返すが年代を問わないのである。
高齢の女性に多いが電車やバスで荷物を座席に乗せ、私の隣に座るんじゃないよ光線を出しているだろう。見苦しい。膝の上にきちんとおいているのは30歳代より若い世代だ。「ほかの席も空いてるんだから、もっと混んで来たらどかすけどいいじゃないの」という言い訳を頭の中で言っているんだろう。その時点で醜悪。
電車やバスというなら短い脚をがばっと広げてスペースを取っているのは中高年の男性が多い。これまた醜悪。別に邪魔になっているわけじゃないよなと言い訳しているのだろう。電車やバスに乗ったら男女問わず若い女性のように膝を合わせて座れ、足を組むな開くな、ということなんである。
いったいどんなしつけを受けてきたのか。
いやしつけなんて関係ない。私もしつけられた記憶はない。人に迷惑をかけない見苦しい真似をしないという自覚さえあれば自分で変わることができるのである。

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見苦しいと言えば先日またべつの光景にも遭遇した。
ビアガーデンに繰り出したのである。
ビアガーデンと言えば季節もので今しか味わえないと思うし、暑い中ビールはうまいし、さらに料理がうまいとか景色がいいとか特色があるなら客が殺到するのは道理だ。

で、そのビアガーデンは予約制でネットでも予約可能。もうずっと先までびっしりと予約が詰まっている。
また売りが時間制のビール飲み放題、バーベキュー食べ放題である。時間制限びっちり滞在するけれど、だらだら滞在することはないということでなるほどのシステム。
我々も予約をなんとかとって現地に向かった。

現地は混乱していた。
ネット予約は早い段階から満杯。次から次へ注文。店は崩壊寸前。まさに比喩でなく店員が走り回っている。
この状態に予約なしの客も席が空けばと受けてしまったのは店の判断も甘かったと言えば甘い。予約がぎっちりで時間制の飲み放題の客が中心で、席が空くという理屈がわからん。
しかも、予約時間の間に撤収時間を考慮していない模様。いくら予約で時間が限られているからと言って時間ぴったりに前の客を追い出し、次の客を入れることはできない。素直な客でも5分やそこら伸びるだろうし、片付けにも時間がかかる。なにしろ店員が走っているのだから片付けもままならない。で、入りが10分15分遅れて飲み放題スタートで制限時間が短縮されたら次の客は怒るだろう。だんだん遅れが増幅してきて遅い時間帯の我々は予約したにも関わらず30分ほど待たされた。
まぁいい。こんな混乱も夏のビアガーデンだ。思いのほかぬるいビールもそれはそれで風流。

ところがこの状況に切れた馬鹿者がいた。予約をせずに入ってきた気の利かない阿呆である。中年男性で、彼から見たら若い女性を引き連れている。一番たちが悪いパターンだ。
予約なしでも30分くらいで入れるという説明を受けたらしい(と当人は言ってる。そんな説明はしないはずですがと店員は言っている)。予約をしている我々が30分待たされているのでそんな説明はありえないしあったとしても信じるほうが馬鹿だ。予約客が先だと店員は何度も言っている。そして待たされている予約客が我々だ。

30分経ったら案内されると信じ込んだのか、30分経っても案内されないことにこの馬鹿者が切れたというわけだ。30分って言ったじゃないかバカバカ、という駄々をこねている。怒鳴りつけている。連れの女性の手前偉そうにしているのがわかる。ああ見苦しい。
なにか言い方に店の不備もあったのかもしれん。だがこの混乱に「なかなか大変なようですね。今日はあきらめます」とにこやかに去っていくのが真の大人というものではないか。飲食店は山ほどある場所だ。若い店員を怒鳴りつけてどうする。
大体女性を連れて偉そうにしたければ予約を入れなさい。どんな店でもあらかじめ調べて予約を入れる。すぐに行くことになってもまずは席があるか電話して確認する。店についてから混んでいて入れないというのが見苦しい。混んでいれば次のプランを出す。それができずに怒鳴っていることがどれほどおろかか。
女性をエスコートするなら予約ができる店で予約してきちんと準備するのが最低限のエチケットだ。男女というかエスコートする上の側がやるべき配慮だ。

店に文句を言ってはいかんとは言っていない。
ただクレームを入れるときにはにこやかに理性的に。若い店員だったとしてもプライドはあるし、相手が若ければそれこそまずは労うのが大人だ。「お店が忙しくて君も大変なんだね。ただ、XXをXXしてくれたら我々も気持ちよく過ごせる。考えてはもらえまいか」と言えばいいのである。「なんだ若造、俺がXXっていったらXXなんだよ。文句言わんとやれこら」ではいかん。なぜ一部の中高年は店員とみると高圧的なのか。

そして予約を入れてこちらの希望を伝えて時間通りに店を訪れるなど、客として最低限のルールを守ったうえでである。
それができないなら見苦しい。

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本来であればこういう光景を見たら指摘してただしていくのが理想なんだろう。
だが、阿呆ゆえに指摘したら怒りだし喧嘩になり事件になる。現実的ではない。
我々ができることは人のふり見てわがふり直す。頭にきたときいかに自分が見苦しくなるのか客観視する。
まずはそこからだ。
posted by Mozzo at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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