2015年11月17日

居酒屋で水だけという人がいるそうな

携帯電話の料金プランというものは、長期に契約してあまりパケットを使わない人には不利なんだという。新規契約とか端末買い替えのユーザを優遇する原資が長期契約のライトユーザーということらしい。
まぁ商売の判断上そうしないと競争できないのかもしれぬが納得いかない。
まさに私など「いいカモ」である。端末は買い替えないしネットは使わないし長期契約である。
端末を買い替えるならそれ相応のお金を払えばいいと思うのだがそれでは成り立たないのであろうか。

さて今回言いたいのは携帯電話の話ではない。
飲み屋の話である。

なんでも「水を頼む客」というのが話題になっているらしい。
飲み屋にきて無料の水ですませる客が増えているというのだ。

何も頼まないわけではなく、目当ての焼き鳥なりなんなり料理を頼み飲み物は水。
これでは商売にならないとか、酒が飲めないならソフトドリンクを頼むのが常識だ、暗黙の了解だという意見が主流のようだ。
いわく、飲み屋での飲み方を先輩から教わらないからだ、ネットで情報を集めて目当ての料理以外は無視している(飲み屋であるとか、店の成り立ちとか)であるとかの指摘がある。
なるほど、外食店のビジネスモデルは飲み物で稼ぐ、である。飲み物は原価率が低いうえにロスが出にくい。ことに酒やソーダ類はロスがない。
それを頼まず料理だけ頼まれると原価率が高くて仕方ないわけだ。これは飲み屋だけではなくファストフードでもなんでも同じことだ。

ゆえに飲み屋に行って飲み物を一つも頼まないというのは粋じゃないというのは納得できる。それが店のルールとして書いてあるのではなく暗黙の了解であればより美しいと思う。安くてうまいものをむさぼるだけではなく、店にも妥当な利益を落とすいい客でありたい。

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私と私の周囲の人間は上客であるな。
類は友を呼ぶ。なにせ呑み助ばかりである。ガイドブックで「平均単価XXX円」とあればかならず支払いは倍以上である。飲むからである。
もはや私自身はそうは食べないのであるが、友達には育ち盛りの食い盛りもいる。。飲みに行けば杯も重ね皿も重ねで大変な支払いになる(たいてい私がおごることに。。。)。
むろん飲むも食うも体調との相談であるわけで無理して頼む必要はないのだが、あまりにはかが進まないようならチップをはずむくらいの気遣いはあっていい。あるいはさっと引き上げるかだ。
酒も料理も頼まないのにだらだらと居座るのは最悪である。

それが粋というものだ。

誠意のある店と粋な客で成り立っていればベストなんだろうけれど、この先そうもいっていられないのかもしれない。

私は「おいしい客」であって、それでいいと思っている。私が余分に払うことで店が成り立ち若い人が酒や料理を割安に味わえ、味を覚えて未来の常連になればいいとおもっている。私だけではなく飲食店を支える多くの人がそう思っていると信ずる。先輩はいい飲みかたを伝授したいと思っている。
だが、この先そんなことが成り立つのだろうか。
安直に1円でも得する方法に飛びつこうとしているしそういう情報が乱れ飛んでいる。そういう情報をキャッチしないのは「ネットリテラシーがない」ということにもなってる。情けない。

だがそれを嘆いても仕方ない。
ここで改めるべきは飲食店のビジネスモデルなんではないか。

携帯電話と同じく、「XXXを安く出してXXXで元を取る」ということはやめたらどうか。提供しているものに対し対価を要求する。ある意味健全といえば健全。

ドリンクで稼ぐというビジネスモデルをやめ、すべて正しく原価を反映するのである。ドリンクだろうがフードだろうが原価率一定。何を頼んでも店はうれしい。

さて、こういうと飲食店を経営している人は思うだろう。
「ドリンクを安くしたら、ドリンク一杯で居座る奴がいるじゃないか」
と。話の発端となった水を頼む客は水だけで数時間居座るそうな。
違うのである。「提供しているものに対して対価を要求する」なのである。ほかのものでペイしてはいけない。
つまり「席料」を取らねばいかんのではなかろうか。

席に座るならいくら、フードはいくら、ドリンクはいくら。すべて原価率に基づいて価格を決めたらいい。ちょっと味気ないか?

伝統的な価値観で飲食店といい関係を築けるならそのままで、阿呆の客が占拠するみせなら新しいルールを。
posted by Mozzo at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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