2013年06月30日

犬食いが大変気になる

前にも書いたがうどんが好きである。最近では讃岐うどんのチェーン店がいくつも全国展開しているのでうれしい限りである。
そうした店では広い場所・大きなテーブルでめいめいに座って食べることが多い。どうしても他人の食べる姿が目に入る。気になる。
ことに男性の食べるマナーがどうにもひどいのである。

なにもナントカ流の流儀を守れなんてことを言いたいわけではない。
背筋を伸ばせ、肘をつくな、犬食いするなというレベルである。
またこれが若い男性に限ったことではないのである。学生と思しき若者から高齢者までひどいものなんである。背筋を伸ばして食事している人のほうが明らかに少ない。

この前見かけた30代半ばと思しき男性はひどかった。身なりはよく、まぁ男前の部類にいれてよかろうと思うのだが食事姿を見れば恋も冷めるというものだ。
箸を持った右手は肘をついている。そして左手は頬杖をついている。テーブルに置いた丼に背中を丸めて口を近づけ犬食い。ついでに頬杖のせいか体が大きく傾いている。ある意味器用である。体の固い私には到底まねできるものではない。

この男性は一人で来店していた。結婚しているのか彼女はいるのか、恋人あるいは妻の前でもこんな姿を見せるのだろうか。子供がいるなら子供にも見せるのだろうか。本人は行儀が悪いことを自覚しているのだろうか。
せめて行儀が悪いことは自覚していて、それでも疲れてしんどくて一人だからいいじゃないかと考えているのであってほしい。
自覚していないとしたら次の世代に教えることすらできないではないか。

思えばこの男性の親の世代は60歳代から70歳代ということになろうかとおもう。戦後の混乱期に幼少期をすごし、しつけもへったくれもない暮らしだったのかもしれない。そしてその子供がマナーもへったくれもないのは当然なのかもしれない。

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私はこうした話題に厳しいのであるが、別に厳しくしつけられた記憶はない。どちらかというと「へったくれもない」環境で育った。

また、近年では学校給食に食育(いやな言葉だ)という概念が入ってきていて、食育というからには栄養学的に正しいだけではなく、食のマナーや文化ということも教えるのではないかと思う。それに比べると私の小学校のころはそれこそひどいものであった。

まず食器が悪名高い先割れスプーンであった。
形はデザートスプーンに近いのだが先端が割ってあって、フォークの機能を持たせようとしているわけだ。到底フォークの機能は果たさないというささいな欠点はあるが、その代わりスプーンとして液体をすくってもこぼれるというほんのわずかな欠点がある。1+1が0.2くらいになる逸品である。
これで肉を食べスープを飲めというのだから曲芸に近い。

しかも器がこれまた悪名高いトレイ式である。プラスティックのトレイで大きなくぼみが2つと小さなくぼみが2つ。そこに主菜副菜パンデザートが入る。
ただ、このトレイを悪名高いというのは言い過ぎではあって、まともなフォーク、ナイフ、スプーンがあればどうということはない。欧米式のマナーに沿うなら皿は持ち上げないわけで、トレイになっていても支障があるわけではない。

ただ先割れスプーンと持ち上げられないトレイを組み合わせれば犬食い養成マシーン(?)になるのは明らかなんである。

先割れスプーンとトレイでも気を付けて食べればきれいに食べることは不可能ではない。時間をかけるのだ。ところが小学生も高学年になると男子は食欲旺盛で食欲に食べるスピードが追いつかないことになる。さらに昼食を早く切り上げて昼休みに校庭を独占する競争もある。このへん学校によってルールが違って、みんな食べ終わらないとごちそうさまして昼に遊べないなんてこともある。「女子早く食い終われよ」「男子うるさい」なんて喧嘩になったりするのだが。ちょっと脱線。

また、今よりももっと男女差をつける環境が普通だった。行儀の悪いことに対して男の子は怒られないのに女の子は怒られるという差が普通だったと思う。

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男性諸氏に犬食いが多いのはこうした理由があるのかもしれない。
逆に環境が悪くとも、自身に意識があれば染まらない、あるいは染まっても直すことができるともいえる。
私自身親元を離れるまでは箸の使い方がでたらめであった。握り箸とまではいかないが、妙に箸がX型にクロスする握り方であった。親元を離れこれは恥ずかしいと思って直した。
意識次第なんである。

自らの食べ方が汚い、と意識できるのは正しいマナーというものが共通認識になっている必要があろう。周囲もでたらめなら自分のだめさ加減に気付けない。

子育て中のみなさん。気を付けていただきたい。
男性の犬食いを責めたが、男女の育てわけが少なくなった昨今、女性のマナーがどうなるか分かったものではない。事実、少ない例だが女性の犬食いも見たことがあるのである。
子供をしつける前に配偶者をしつけなければならない家庭も多かろう。いや両親がダメで、祖父母もダメでなんて家庭もあるかもしれない。それでも問題意識があればマナーなんてどうにでも直せるのである。

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世に婚活という言葉が流行している。
もともと就職活動を略して就活というようになったのをまねたものであろう。結婚活動という言葉はないと思うので略語ではないのではないか。それにしてもイメージがよく伝わる語ではある。

かつては婚活は女性がするものであった。男性は遅かれ早かれ結婚できる。
誰か世話してくれるものだという風潮があったのである。ものすごい昔ね。

今は男女とも結婚相手を探すのに苦労しているようだ。ま、いろいろ事情はあろう。

そうなれば相手に嫌われないようにすることは重要になってくる。本能が出る場としてベッドとテーブルは気をつけねばいかんのだ。
ゆえに異性に嫌われるテーブルマナーのアンケートが繰り返し行われたりするのだな。悪いことではない。
順位は毎回違うとはいえ、くちゃくちゃと音を立てる、口の中が見える、箸やナイフフォークの使い方がおかしい、などと並んで犬食いは上位の嫌われぶりだ。
私個人の意見では犬食いが一番嫌だ。
音を立てるとか口の中が見えるというのは生理的に嫌なんだが、それは大変嫌なんだが、その相手が嫌になるだけのことである。
だが犬食いというのはその場が文字通り犬小屋になったような、場の雰囲気を変えるというか、その場所を立ち去りたいような雰囲気にさせる行為と感じる。

若い人が恋人や結婚相手を見つけられるように、
恋人や結婚相手を逃さないように、
高齢者になって周りから疎まれないように、
いろいろ気を付けないとならない点はあるけれど、犬食いもチェックポイントにしていただきたいのである。
posted by Mozzo at 16:09| Comment(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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