2015年08月25日

行けこうのとり ISSでキャッチ成功 あと一息だ

打ち上げに成功した補給機こうのとり。ついにISS側からキャッチすることに成功した。発射に次いでハードルが高い段階も無事越えた。後はドッキングしてお待ちかねの物資を運び込むだけだ。
連続して失敗していた物資補給にほぼ成功したわけでISSに滞在するメンバーも地上側もまずは胸をなでおろしたというところだろう。めでたい。
何しろ、水を再生するためのフィルターの交換部品が底をついていたという。清潔な水が飲めなくなったらアウトだ。食事は何日か抜いてもどうにでもなるが水はどうしようもない。もちろん水の補給もしたという。
肉体のみならず精神的にも適性があり鍛えられている飛行士たちであるから、私ならパニックを起こしそうな状況にも冷静に行動できるだろうが、それでも心配はあったと思う。
あと一息だ。この文章を書いているまさにこの時ドッキング作業をやっているんだろう。
最後まで、つまり働いてくれたこうのとりが大気圏に再突入して廃棄物とともに燃え尽きるまで気を抜かずに頑張っていただけたらとアジアの片隅で祈っている。

それにしても最後は燃え尽きる運命の機械を作る技術者の気持ちとはどんなものなのだろうか。万が一のエラーもないよう、まさに舐めるように丁寧に作りチェックしたに違いない。ましてや連続してほかの補給機が失敗しているのである。ISSが待っている。それがどんな緊張感か。
だが手塩にかけて作ったけれど、それが長く愛用されることはなく、燃え尽きてミッションコンプリート。なまじ燃え残って地上に激突はそれはそれでいかん。感情移入しすぎかもしれないが涙が出る。
大気圏突入の日、技術者はどんな気持ちで迎えるのだろうか。

19日の夜に打ち上げて24日の夜にキャッチというのだから丸5日かかっている。
いくら遠いとはいえこうのとりは音速の何倍もの速度で飛んでいるのだからその軌道に達すには何日もかかるわけじゃない。だが、逃げる(?)ISSもまた同じような速度で飛んでいる。速度を上げれば軌道を外れてしまうし、乱暴に近づけば事故になる。じわじわ追いかけると5日間もかかるのだな。
改めて宇宙の大きさを感じる。これが太陽系視点で見るとほんの点の中で行われているということに。

報道ではISS側も地上側のサポートも補給機を作ったのも日本人だと騒いでいる。
大事なのはISSへの補給ができたということであって、日本日本と騒ぐのは日本の感性に反している。やめたほうがいい。韓国じゃあるまいし。
日本に着目して報道するならば、今後日本は何に注力して国際的宇宙開発に協力できるのかすべきなのか。日本独自の宇宙開発と国際協調をどうバランスをとるべきなのか。そもそも即座に利益が見えない宇宙開発への投資の意義は何なのか。
丁寧に解説し提言する義務がある。今回日本人がやりましたぁなんて騒ぐことが本質ではないし当人も喜ばないだろう。
儲けが見えなくとも未来のために投資する。その論調を広めることこそ飛行士の皆さんが望んでいることに違いない。
posted by Mozzo at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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