2015年11月20日

インフルエンザワクチンの接種 義務化しよう

今年もインフルエンザの予防接種をした。
予防接種はしたほうがいいというのはわかっていてもなかなか動機づけできないものである。
金額的に決して安いものではない。健康保険が使えないから全額負担である。今回は何やらワクチンの需給が逼迫しているとかで、お高めということだった。
で、接種したからと言って特段元気いっぱいになるわけではない。それどころか体調によってはダメージがあることもある。外からの異物と戦う免疫を作るのだからそりゃダメージもあるだろう。
で、必ずしもインフルエンザを避けられるわけでもないらしい。ウイルスには型があり、予想を外すと完全な効果は望めないらしい。とはいえ、感染しても症状が軽くなるといわれているが、感染した自分としなかった自分を比較できるわけではない。
で、接種しないとインフルエンザに必ずかかるというものでもないのが厄介だ。
私自身は接種するようになったのはここ数年なのだが、それ以前とて毎年かかるわけじゃない。10年で1回程度か。手洗いとかうがいとか人ごみに行かないとかマスクとか、基本的なことをやっていればそうそう感染しない。

ものがものだけに効果が実感できるというのはむつかしいことだが、値段相応になにかお金をかける気になる何かがあればと思わないではない。

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ワクチンに効果はないとか、いやあるとか、議論はある。
そこは有識者に議論してもらうとして、公衆衛生に国民が協力するという意味では今の見識では我々は接種したほうがいいんだろう。感染する側も感染させる側も紙一重で、そこにかかわることが周囲にいる何人、何十人に迷惑をかけることになる。
何十人かが感染することに伴う経済損失は大きい。それは別としてもインフルエンザも対症療法でそこそこ死なない病気にはなったが、基本放っておけば死ぬ可能性のある病気であることは変わりない。経済損失よりも精神的圧迫のほうが大きい。

接種をしても大したマイナスはない。お金が痛いのと体調によっては若干こたえる程度である。
ゆえに健康保険は使えないが会社で補助をするという場合もある。

前述のとおりワクチンだけが対策ではないが、うつされない、うつさないことでトータルとして社会全体へ感染が蔓延することを防ぐことができるのである。
その意味で国民全員がワクチン接種を行えば流行を抑え込むこともできるだろう。
仮に感染しても適切に休養、治療を行えば死ぬ病気ではない。
だが、高齢者や持病のある人には致命的な劇症になる可能性があるし、小児の場合治療薬の投与で異常行動につながるケースもあるという。接種できる人がみんな接種すればこうしたリスクも減るだろう。

と、かようにワクチンを接種することはよいことだと思うのだが、それに逆行する動きがある。

あえて接種する動機に欠ける層があるのだ。
当然ある程度接種を奨励するような大きな会社に勤めていないと動機も薄れる。
大きな企業だと産業医がいて、事務所や工場まで出張して接種してくれる。勤務中に可能であるので手軽である。補助もある。
ところが中小企業ともなると、自分で自分の時間を使って接種せよという。病院の営業時間は勤務時間だ。補助があるならまだましだ。

これが雇用されている人ならまだしもなのである。おすすめすらしてくれなくなる。
それでも個人商店主などでは「体が資本」「代わりはいない」という意識があるからまだしもである。薄給で厳しい条件の非正規雇用となると問題だ。
まず現場に出てくることが重視されるので、有休をとって接種なんてありえない。首になる。時間が変則的で病院がやっている時には出られないこともある。もちろん収入も厳しい。
「自分はインフルエンザにはかからない」という運にかけるしかないのである。

しかも、病欠しようものなら首という現場もある。インフルエンザで高熱が出ていようが出てこいと判断する上役もいる。欠員を出すことが一大事なのだ。

当たり前の労働衛生がない職場もまだまだ現代日本にあるのである。

予防だろうが治療だろうが、病院に行ってその日の勤務に穴をあけても「あなたの能力がほしいから問題ありません」と言われるようなごく一部の労働者以外は毎日定時に出てくることが求められているわけだ。
こういう局所的な価値観で組織を動かしていると日本全体の弱点になる。

もちろん派遣業を営む人の善意とか、社会意識に期待することなんてできない。
ルールとして義務化するしかないのではなかろうか。
posted by Mozzo at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | まじめな正論! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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